Complete text -- "これから犬を迎えるアナタへ〜X-Dayへの道のり【インテリア編3】"

22 December

これから犬を迎えるアナタへ〜X-Dayへの道のり【インテリア編3】

さてさて。ずいぶんと間が空いてしまいましたが、Xデー…いよいよガラ夫人の元へ礼音ちゃんがやってくる日も近づいてきました。
ハウスが整えば、まずはひと安心なのですが、まだまだやっておくべきことはあります。
さっそく前回の続きをはじめましょう↓

2.子犬のための安心環境
ハウスとサークル(トイレスペース)が整ったら、その外側の環境も整えなくてはいけません。外側といっても、もちろん当初は子犬が出入りする部屋のみで良いのです。

引き続き、前回の室内図をご覧ください↓
図1:子犬仕様の室内
別ウィンドウで拡大

【子犬を守る環境づくり〜危険なモノ対策】室内図
まず、覚悟していただきたいのは、「子犬は何でもかんでも口に入れ、そしてしばしば飲み込んで飲み込んでしまう」ということです。
子犬の口は、人間にとっての「手」のようなもの。そして胃袋は…ま、いわばポケットのようなものかもしれません。
よちよち歩きの人間の赤ちゃんが何でも手にとってみるように、子犬は目についたものは何でもなめたりかじったり、口に入れて調査をします。
それはあくまでも自然な好奇心のあらわれなのですが、人間の世界には、犬にとって危険なものもたくさんあるわけで、しかし子犬にはそんな区別はつきません。
あくまで人間の都合に合わせて暮らしてもらうわけですから、子犬の安全を守るのは、100%わたしたち人間の責任だということを、まず心しておいてください。

では、危険なもの・場所の代表をあげてみましょう。

電気コード(室内図e)
図ではコードを描き忘れましたが(汗)、電気コードは子犬にとってじつに魅力的でありながら、非常に危険なものです。
かじって遊んだりすれば、感電して命を落としかねません。
〈対策〉
とにかく、子犬の口が届かないよう、とりまわしに工夫をしましょう。
●できるだけ高い(子犬が届かない)位置のコンセントにつなげ替える。
●棚やキャビネットの後ろを這わせる。
●カーペットの下を這わせる。
●それでも露出してしまう部分は、上や前に収納ボックスや衣装ケースなど、重めのモノを置く。
●どうしても隠しきれない部分があり、子犬がかじってしまう場合は、緊急避難的にしつけ用の苦味スプレー(ビターアップルなど)を吹き付けておく。

ビターアップル
ビターアップル
ビターアップルは、リンゴから抽出した苦い味のする液体(またはクリーム、ジェル)を塗っておくことで、犬が口に入れなくなるようにしむけるしつけ用品です。
が、しかし、これは「犬に嫌な思いをさせてして何かをやめさせる」方法でして、私が信頼するトレーナーさん達は、私がダリのために使おうとした時、決してススメはしませんでした。
その理由のひとつは、「毎回必ず苦い味がしないと意味がない」ということ。常にスプレーして苦い味に保っておく・・・というのは、なかなかどうしてラクなことではありません。そして、子犬…とりわけテリアパピーは、いつの日も偉大なるチャレンジャーですから、一度でも「苦くない」時があれば、挑戦をあきらめないでしょう。
とはいえ、命に関わることですので、できることは何でもしておくに越したことはないという考えで、ここにご紹介しました。

電池、クリップ、画鋲など
飲み込んでしまったら大変!
とくにボタン電池は、胃の中で外側が破損したり胃液で溶けたりして、中の電解液が漏れだすと命の危険があります。
もちろん、クリップや画鋲、ステープラーの種なども飲み込めば消化器を傷つけて深刻なことに・・・。薬の包装シート(アルミやブラスティックのアレです)なども、角の部分が食道や胃を傷つける恐れがあります。
その他、ハムに巻かれていたタコ糸を飲み込んで(いかにも美味しそうなハムの匂いと味がしみ込んでいたのでしょうね)、口から腸まで糸が通ってしまい、かつ絡まったため、内臓がアコーデオンのように圧縮されてしまった・・・などという子もいます(手術で助かりました)。
〈対策〉
とにかく片付けることしかありません。引き出しに入れるか、子犬の背が届かない棚の上へ。電池交換などは子犬がいない部屋で行った方が良いと思います。

中毒を起こす食べ物(室内図f)
代表的なものでは、タマネギ、長ネギ、チョコレートなどのカカオ製品。
ネギ類は、犬の赤血球を破壊する成分が含まれており、命に関わるその毒性は煮ても焼いても変わりません。スープなどに溶け出した状態でも中毒を起こすといわれているので、くれぐれもご注意ください。
もちろん、人間の食べ物をそのまま子犬に与えるべきではありませんが、キッチンやダイニングなどで、うっかり落としたものを食べてしまうケースもあります。
また、お酒のおつまみのオニオンリングなどもコーヒーテーブルに置かないようお願いします。
さらに、チョコレートなどのカカオ製品も、犬にとっては危険物です。うっかりコーヒーテーブルなどに放置して、板チョコ一枚ペロリ・・・などということにならないよう、気をつけて。死亡例もあるそうです。

観葉植物(室内図f)
観葉植物の中にも中毒を起こすものがあるといわれます。また、植物そのものではなくても、植木鉢の中の土や水苔、肥料なども子犬にとっては「珍味スナック」になりがちです。
〈対策〉
別の部屋へ移動するか、小さいものなら高い場所へ。大きな鉢なら子犬が届かない高さのプランターカバーに入れるのも良いと思います。

台所・浴室での危険物
洗剤(とくに合成洗剤や漂白剤、カビとり剤など)や熱湯など、危険なものが多い場所には、最初は入れない方が良いでしょう。

高い場所
テリアパピーは大丈夫だと思いますが・・・・ソファの背もたれや階段に上って、万一転落すると、骨格の発育に影響が出ることも。最初は、ある程度行動範囲を制限しておいた方が安全です。


【叱らずにすむ環境づくり】
後々「こころがまえ」の章で詳しくご説明しますが、ここではこれだけ覚えてください。

「子犬を叱ってはいけません」



はい。覚えていただけましたか?
悪いことをした時は厳しくしかるべきなんじゃないの?とか、それならどうやってしつけるのか?とか、ま、疑問・反論もあろうかと思いますが、とにかくここではこれだけ頭に入れていただきたいのです。

そして、環境整備のお話に戻ります。
先の項目で、「子犬の安全のため」の環境整備について書きました。
今度は「家族の心の平安のため」の環境整備をする番です。
この2つができれば、そもそも子犬を叱る必要がなくなります。
そう、環境整備とはとりもなおさず「叱らずにすむ環境」「子犬に失敗させない環境」を用意することでもあるのです。

汚されたくないもの・かじられたくないものはすべて片付ける
高価なカーペット、カッシーニのソファ、スタルクの椅子、エルメスのスカーフ、カシミアの手袋、靴下、ストッキング、ハンドバッグ、携帯電話、リモコン、ゲーム機、本、パスポートなどなど・・・・。
とにかく子犬調査団の研究対象にならないものは森羅万象、あらゆるモノ・生物の中でも、まず獣医さんとその注射器くらいなものかもしれません。
プレイステーションをおやつに食べてしまった犬もいますし、ティッシュの箱から中身を全部とり出すのは子犬の間では伝統的な遊びのようです。

子犬にかじられたくないもの、ヨダレやオシッコ、ウンチで汚されたくないものは片付けておくことは「人間の自己責任」といって良いでしょう。
そして、万が一イタズラされてしまったら・・・・

静かにむせび泣きましょう。



生け贄のスリッパを決めておく
人間の生活用品の中で、とりわけ子犬に人気なのが、スリッパと靴です。
大きさが獲物チックなこと、大好きな家族のニオイがしみついていることが人気のヒミツなのでしょう。とりわけ人間の足にくっついてパタパタと床を動き回るスリッパは格好のゲーム(獲物)です。
必ずと言っていいほど、追いかけ、飛びかかり、かぶりつき、しとめたら解体作業に入ります。
〈対策〉
スリッパはすべて片付ける・・・のが一番確実です。その上で、1足だけ、イタズラしても良いスリッパを決める。パピーの狩猟本能に生け贄を捧げるわけです。
が、しかし、そうなると、床暖房でも入っていない限り、この季節にはかなりつらいことになります。
たとえば替わりにパタパタしない室内履きを履く、または、いっそのこと安物のスリッパを家族分用意して、ボロボロにされるにまかせるのも良いかもしれません。


椅子は常にテーブルの下に入れておく(室内図c)
これ、じつは大変に重要です。とりわけフォックス・テリアのように、ある程度体高があってジャンプ力も十分な犬の場合、ぜひとも今から「席を立ったら椅子を入れる」ことを習慣づけてください。
椅子を引いたままにして何か問題かというと・・・そうです。ご想像通り、椅子を踏み台にして、テーブルの上に乗ってしまうようになるのです。
子犬のうちはすぐにはできないかもしれません。でも、テリアパピーは、その小さな身体からは想像できないほどの偉業をしばしばなしとげます。
ひとたびテーブルに乗ることを覚えてしまうと、それを止めさせるのは至難の技。
「犬が自分で発見した楽しみ、成し遂げた喜び」を後から修正するのは、専門家でも非常に困難といわれます。

テーブルの端にモノを置かない(室内図d)
台フキン、お菓子の袋、お箸やカトラリー・・・・テーブルの端の方にあるものは、テリアパピーの射程範囲。たとえ背が届かなくても、ジャンプしてピンポイントでゲットします。
その技術はホレボレするほどですが・・・。当面、テーブルの端から20センチ以内に物を置くようにしましょう。


細かなことばかりですが、思わぬ事故を防ぎ、子犬との生活をスムーズにするために大切なことばかりです。
ともあれ本日はここまでにしましょう。
お疲れさまでした!
05:42:00 | sachiko | |
Comments

晩云恷寄 wrote:

ブランドコピ
10/21/18 03:01:13

ブランドバッグ?ブランド wrote:

11/05/18 23:53:19
Add Comments
:

:

トラックバック
DISALLOWED (TrackBack)